開店祝い、開業祝い、開院祝いでの贈るタイミングとマナー
贈るタイミングは開店、開業の当日、もしくは前日・前々日に贈るのが一般的です。ただし、開店の当日は忙しいかと思いますので、できれば前日までに贈ってあげるほうが親切かもしれません。
病院やクリニックなどの開院では、事前に関係者のみの内覧会などを催されることが多いようです。その場合も、内覧会の前日までに贈ってあげることをおすすめします。
開店の当日は、商売繁盛を願って、会社やお店の入口付近に、色とりどりのお花や胡蝶蘭がならび、取引先の開店祝いや開業祝いのお祝いを兼ねて訪問したりします。
就任祝い、栄転祝い、昇進祝いで贈るタイミングとマナー
贈るタイミングは、就任後、栄転後(就任、栄転の当日以降)の仏滅以外に贈るのが一般的です。
上場企業などの大会社では就任の1~2ケ月前に新聞などのプレス発表があったりし、就任されることは確実ですので、就任前に贈られるケースもあります。ただし、現社長も在任中ですので、お祝いの花を贈る場所、タイミングは、一度その会社の総務、秘書関係の方に問い合わせた方が良いと思います。会社に届けずに自宅届けるということも一案です。
栄転の場合は赴任先に贈ることになります。
また、新社長の就任と同時に、現在の社長が会長職などに就任する場合は、宛名を連名にするのではなく、それぞれの方にお花を1鉢ずつ贈るのが一般的です。
移転祝い、リニューアル祝いで贈るタイミングとマナー
胡蝶蘭を贈るタイミングは移転後の業務開始日、もしくはその前日までに贈るのが一般的です。但し前日の場合、胡蝶蘭を受け取っていただけるかどうか確認しておく必要はあります。
生花ですので移転日や開設日は必ずご確認ください。
移転後は、新しい事務所やオフィスでのスタートとなり、業務開始の当日、もしくは翌日以降でもできるだけ早く、移転先の方に挨拶に行くのが一般的です。
竣工祝い、落成祝い、落慶祝い、新社屋完成祝いで贈るタイミングとマナー
新社屋や工場などの建物が完成した時が、竣工祝い、落成祝いとなり、寺社建築の完成では落慶祝いとなります。
胡蝶蘭を贈るタイミングは、建物が完成してからになります。また、記念の式典などがある場合は、その会場へ、式の当日ではなく、前日までにお届けする方がよいでしょう。
ホテルなどが会場となる場合は、前日にお花の受け取りが可能かどうか事前に確認をしておく必要があります。
開店、開業、創業の周年祝いで贈るタイミングとマナー
取引先の会社や、店舗などの開業〇周年、開店〇周年といった節目節目で贈る胡蝶蘭です。
誕生日のようなものなので、贈る日は、その記念日の当日、もしくはその前日までがよいでしょう。
大切なお取引様が事業や商売を継続し、無事その節目節目を迎えられたお祝いに、胡蝶蘭を贈られてはいかがでしょうか。1周年、3周年、5周年、7周年と縁起のいい吉数(きっすう、割り切れない数のこと)で贈るのがよいとされていますが、これとは別に、10周年、20周年・・・と吉数ではありませんが、大きな節目の数字で贈ることもあります。
上場祝い、会社設立、創業のお祝いで贈るタイミングとマナー
上場祝い、設立祝い、創業祝いは、出来ればその当日、もしくは事前の案内が届くはずですので、少し早めのお届けでもいいかと思います。また、記念の式典などがある場合は、その会場へ、式の当日ではなく、前日までにお届けする方がよいでしょう。
ホテルなどが会場となる場合は、前日にお花の受け取りが可能かどうか事前に確認をしておく必要があります。
大きなお祝い事です。記念すべき日にふさわしい輪数・本数の多いグレードの高い豪華な胡蝶蘭をお薦め致します。
還暦祝い、古希祝いなどの長寿のお祝いで贈るタイミングとマナー
還暦祝い、古希祝いなどで気を付けたいことは、周りの方々よりも、ご本人の気持ちを重んじて祝うことが大切です。できれば事前に胡蝶蘭を贈る旨を伝えておくほうが後々無難でしょう。(稀に年寄り扱いされるのを嫌がる方もいます。)
お届けにはお誕生日、またはみんなが集まってお祝いをする当日に届くようにするのがよいでしょう。
一般的な長寿のお祝いは下記のとおりです。(数え年で行うのが、ならわしとなっています)。
- 還暦(かんれき)
- 数え年60歳の御祝。人生の節目、赤い頭巾に赤いチャンチャンコの祝い着を贈ったりもします。
- 古希(こき)
- 数え年70歳の御祝。「人生七十古来稀」という言葉から生まれたことばです。
- 喜寿(きじゅ)
- 数え年77歳の御祝。「喜」の字のくずし字が「七」「十」「七」とかくことからの由来です。
- 傘寿(さんじゅ)
- 数え年80歳の御祝。「傘」の字のくずし字が「八」「十」になることからの由来です。
- 米寿(べいじゅ)
- 数え年88歳の御祝。「米」の字のくずし字が「八」「十」「八」になることからの由来です。
- 卒寿(そつじゅ)
- 数え年90歳の御祝。「卒」の字のくずし字が「九」「十」になることからの由来です。
- 白寿(はくじゅ)
- 数え年99歳の御祝。「白」の字に「一」を加えると「百」になることからの由来です。「白」は「百」にあと一つの意味です。
- 上寿(じょうじゅ)
- 数え年100歳の御祝。
公演、楽屋見舞いで贈るタイミングとマナー
公演初日、開演前に贈るのが一般的のようですが、公演などが長期になる場合は、中日に贈ったりする方もいらっしゃいます。また、劇場や施設によっては、お花が置けない場所など制限したりしていることもあるので、予め花を贈ってもよいか、劇場または主催者に確認をした方が良いでしょう。 一般からの贈り物を受け付けないケースもありますので、注意が必要です。
褒章受章、叙勲、受賞祝いで贈るタイミングとマナー
祝札のタイトルで「受章」、「受賞」、「授賞」の違いに注意が必要です。
公のある分野において、りっぱな行い、功績のあった人を表彰するために国から勲章や褒章を与えられる「受章、叙勲」と、オリンピックやノーベル賞など、芸術やスポーツなど各種団体などから受ける賞の「受賞」があります。また「受賞(賞を受ける方)」と「授賞(賞を授ける方)」の違いにも注意が必要です。
お花を贈るタイミングは、受章、受賞が決定後、遅くとも1週間以内に贈ることをおすすめします
選挙の当選祝い、陣中見舞いで贈るタイミングとマナー
事務所開きのお祝いなら、事務所開きが行われてから出陣式までにお届けすることが多いです。事務所の方でお受け取りが可能か事前に確認してから贈られる方が良いでしょう。
当選祝いなら当選確定後の当日または、翌日に届けるのがベストですが、無理ならなるべく早くお届するのが良いでしょう。
贈りものをする際は、「公職選挙法」と「政治資金規正法」の2つに注意する必要があります。相手方にも迷惑をかけないよう、よく調べてから贈りましょう。
誕生日、結婚記念日、金婚式などの記念日で贈るタイミングとマナー
誕生日、記念日の数日前から当日までに贈りましょう。贈る相手が忙しくて留守が多い場合は、在宅する日時を確認してから贈るのもひとつのマナーです。
ご参考までに結婚記念日の名称は以下のとおりです。ちなみに、夫婦の絆の強さを表すように、年月を費やすごとに柔らかいものから硬いものへと呼び名は変わっていきます。
結婚記念(年数式記念式)
• 1年目・・・紙婚式
• 2年目・・・綿婚式
• 3年目・・・革婚式
• 4年目・・・花婚式
• 5年目・・・木婚式
• 6年目・・・鉄婚式
• 7年目・・・銅婚式
• 8年目・・・青銅婚式
• 9年目・・・陶器婚式
• 10年目・・・錫婚式
• 11年目・・・鋼鉄婚式
• 12年目・・・絹婚式
• 13年目・・・レース婚式
• 14年目・・・象牙婚式
• 15年目・・・水晶婚式
• 20年目・・・磁器婚式
• 25年目・・・銀婚式
• 30年目・・・真珠婚式
• 35年目・・・さんご婚式
• 40年目・・・ルビー婚式
• 45年目・・・サファイア婚式
• 50年目・・・金婚式
• 55年目・・・エメラルド婚式
• 60年目・・・ダイヤモンド婚式(英国)
• 75年目・・・ダイヤモンド婚式(米国)